MKngプロジェクトにおけるモーバイル計算機環境 : Codaファイルシステムにおけるクライアント間キャッシュミス補償機能の設計

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  • Mobile Computing Environment in the MKng Project : A Client Side Cache-miss Compensation Mechanism in the Coda File System

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抄録

慶応大学を中心に行なわれている次世代マイクロカーネル(MKng)研究プロジェクトでは, Real-Time MachマイクロカーネルとLites UNIXサーバ上で, モーバイルコンピューティシグ環境のためのファイルシステムであるCodaファイルシステムを利用可能にした。Codaファイルシステムは米カーネギーメロン大学で研究開発されている分散ファイルシステムである。クライアントがネットワークから切り離された状態でもサービスの継続が可能な, ディスコネクトオペレーションという動作モードを持っているのが特徴である。この動作モードはCodaクライアントがローカルディスクに個々のファイル全体をキャッシュするという性質を利用している。楽観的複製制御に基づき, 更新の衝突は再統合フェイズで利用者の助けを借りて解決する。クライアントとサーバは役割がはっきりしているため, それぞれ専用ノードで連用されることが多い。

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