メッセージパッシング型並列プログラムのための適応的再演型デバッガdbxR-II
書誌事項
- タイトル別名
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- Adaptive Replay-based Parallel Debugger dbxR-II for Parallel Program using Message Passing Communication
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説明
並列プログラムの実行動作を記録し、その記録をもとに同じ実行動作を得る再演法と、それに基づくデバッガが提案されている。我々は共有メモリ型並列プログラムを対象に、再演法を用いた並列デバッガdbxRを提案し、プロトタイプを作成した。dbxRは、静的なソースコード上と動的な実行動作上の両方に対して停止位置を設定可能である。実行動作上に設定された停止位置までの必要最小限な実行を再演する。決定的状態で全プロセスを停止させる。再演に必要な機能を閉じ込めた適応的再演型ロック命令によりプログラム言語・デバッガコマンドからの高い独立性を達成している等の特長を持つ。本稿では、dbxRをメッセージパッシング型並列プログラムに適用する際の問題点について議論し、これら問題点を解決するためのデバッガモデルを提案する。また、標準的なメッセージパッシング型並列プログラムライブラリPVM上での本デバッガシステムの実現法についても述べる。
収録刊行物
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- 全国大会講演論文集
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全国大会講演論文集 第49回 (ソフトウェア), 79-80, 1994-09-20
情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050292572151749504
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- NII書誌ID
- AN00349328
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB