【紀行論文】「越後鉄道唱歌」の旅 ─“ 日本版オイル・マネー”観光・鉄道資本家の夢の跡を巡って ─

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タイトル別名
  • キコウ ロンブン 「 エチゴ テツドウ ショウカ 」 ノ タビ : "ニホンバン オイル ・ マネー"カンコウ ・ テツドウ シホンカ ノ ユメ ノ アト オ メグッテ
  • 【Article】A Journey along with “the Echigo-Railway-Song” around Historic Ruins and Industrial Monuments built by the Japanese “Oil Money” Capitalists in the Echigo regions

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抄録

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旧私鉄時代の面影を色濃く残すJR 越後線（旧越後鉄道）に沿って、名勝を唄い込んだ越後鉄道唱歌や沿線案内を手掛かりに弥彦公園、吉田町今井銀行建物、旧長岡鉄道寺泊駅・共楽園、柏崎八坂鉱泉、鯨波蒼海ホテル等沿線の産業・観光遺産を探索した。同鉄道の悲劇の経営者・久須美東馬を偲ぶ縁は残っていた反面、旅館等の大半は夏草が繁る夢の跡であった。これらの多くは明治期石油ブーム等に起因する富が生み出したものであるが、幸いにも同じ石油の富に依る小竹コレクションの絵はがきの画像で“日本版オイル・マネー”盛んなりし往時を偲ぶことができた。

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