大学における奉仕・体験活動の単位認定にかかわる青少年教育施設との連携について―国立施設との連携を事例として―

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タイトル別名
  • Giving Academic Credits for Volunteer Activities in cooperation with Education Institutions for Youth: National Education Institutions for Youth and universities cooperation
  • ダイガク ニ オケル ホウシ タイケン カツドウ ノ タンイ ニンテイ ニ カカワル セイショウネン キョウイク シセツ トノ レンケイ ニ ツイテ コクリツ シセツ トノ レンケイ オ ジレイ ト シテ

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説明

大学教育としての質を保証しつつ、単なる施設利用にとどまらない青少年教育施設との連携を図るとは、両者の間にどのような関係を構築することなのか.本稿はこの問題意識のもと、大学の単位認定を可能とする青少年教育施設での学習活動を明らかにするため、国立青少年交流/自然の家を対象とした質問紙調査と、事例調査を行った.その結果、施設のイニシアチブにより連携が始まり、学習目標・内容・計画の作成に施設が比較的強い影響力をもち、大半の学習活動が施設側の指導のもとで行われる、という連携が一部で行われていることが明らかになった.また、これに対し大学は、個々の学生が学習体験から得た成果を評価し、その結果によって単位認定の可否を決定するという役割を果たすことで、大学教育の質保証に努めている姿がうかがえた.しかし、この分担関係がそのままで果たして望ましいものかどうか、検討の余地があろう.

How can university give academic credit to students who participate in off-campus volunteer activity? This report reveals that some universities are trying to do this in cooperation with education institutions for youth. Those education institutions for youth tend to affect decisions of courses contents that are built in universities' curriculum. On the other hand, universities tend to mark the result of study and grade each student by themselves. This relationship is useful for each side. But, is this enough for quality assurance of higher education?

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