2000 年代前半における沖縄県宮古島からの季節労働移動

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書誌事項

タイトル別名
  • Migration of Temporary Workers from Miyako Island, Okinawa Prefecture during Early 2000's
  • 2000ネンダイ ゼンハン ニ オケル オキナワケン ミヤコジマ カラ ノ キセツ ロウドウ イドウ

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説明

本研究では、国土の最縁辺部に位置する沖縄県宮古島を研究対象地域として、2000 年代前半における宮古島からの季節労働移動を、組織的求人システムを構成する求人企業、職安、求職者、マスコミ企業といった各要素の動きから実態を明らかにすることを目的としている。まず、2000年代前半における宮古島からの季節労働移動の概観を捉えるため、移動者数の推移と景気変動との関係、移動者の出身地や年齢などの特性について明らかにする。次に組織的求人システムにおける求職者と求人企業とが空間的に結合される場である宮古職安での現地選考会の状況について、職安や求人企業が提供した資料から紹介する。最後に製造業に就業する製造季節を取り上げ、季節移動における三つの経路ごとに移動形態と季節労働者の特性について検討することで、沖縄県に構築された季節労働者求人システムの中で、宮古島出身者の移動の特徴を考察する。

紀要論文

収録刊行物

  • 地理歴史人類学論集

    地理歴史人類学論集 (8), 21-39, 2019-03-31

    琉球大学国際地域創造学部地域文化科学プログラム

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