教員1人当り生徒数の国際比較

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教員1人当たり生徒数を国際比較し,その大小に関連すると考えられる他の指標との対応関係を整理したうえで,日本における教員需給への含意を考察する。教員数の動向を左右するのは,就学率の変化と,就学年齢人口の変化率と,教員1人当たり生徒数の変化であるが,日本の場合にはもっぱら教員1人当たり生徒数のみが関連することをデータ比較で確認する。そして,教員需要の増大のためには教員1人当たり生徒数が低下しなければならないし,日本にはその現実的可能性があることを示す。しかし,当面の教員需要増大が可能であるとしても,より中長期的には供給抑制の方向での教員供給体制の側の再編が不可避になることを結論づける。

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