北見市大和地区における持続的農業にむけた普及活動について

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  • キタミシ ヤマト チク ニ オケル ジゾクテキ ノウギョウ ニ ムケタ フキュウ カツドウ ニ ツイテ

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抄録

担当地区である北見市大和地区では,たまねぎ専業農業者は連作による土壌物理性の悪化や,排水不良による収量・品質の低下が問題である。対策として農業者自身が迅速に取り組める,穿孔暗きょ機「カットドレーン」の施工効果について調査したところ,たまねぎの収量・品質が改善された。効果を実感した農業者は共同で機械を購入した。関係機関と情報共有したところ,JA全体の取組として排水対策を推進するプロジェクトが設立され,北見地区全体で排水対策への波及が進んでいる。また畑作専業農業者は畑作3品の短期輪作が主体で,主力のばれいしょの収量・品質安定が課題である。そのため新規作物の大豆の導入について,機械の有効利用や省力化・低コスト栽培への検証を進めたところ,大豆面積が徐々に増加し,新たな輪作作物としてたまねぎ農業者にも定着してきている。

収録刊行物

  • 北農

    北農 88 (3), 246-254, 2021-07

    札幌 : 北農会

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