ブドウ‘シャインマスカット’における環状はく皮,スコアリング処理時期が糖度上昇に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Influence of girdling and scoring timing on sugar content of ‘Shine Muscat’ grapes
  • ブドウ'シャインマスカット'ニ オケル カンジョウ ハクヒ,スコアリング ショリ ジキ ガ トウド ジョウショウ ニ オヨボス エイキョウ

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説明

‘シャインマスカット’における,糖度上昇を目的とした環状はく皮もしくはスコアリング処理の処理適期と,スコアリング重複処理効果について検討した。糖度上昇を目的とした環状はく皮の処理適期は満開後50日であり,次いで満開後70日で,満開後30日の処理効果が最も劣った。環状はく皮もしくはスコアリング処理時期が糖度上昇に及ぼす影響について検討した結果,満開後50日の環状はく皮処理,もしくは満開後50日と満開後65日ないしは70日のスコアリング重複処理効果が高かった。満開後50~90日の間で,環状はく皮もしくはスコアリング処理時期と処理後10日間の糖度上昇との関係をみた結果,処理時期が早いほどその後の糖度上昇が顕著であり,満開後75~80日以降での処理効果はみられなかった。スコアリング処理は環状はく皮処理と比較し処理時間が短く,対象枝径が太いほど顕著であったことから,スコアリングの重複処理により環状はく皮処理と同等の効果がより能率的に得られると考えられた。

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