濃緑色葉ネギ品種を活用した夏期の小ネギ安定生産に寄与する栽培方法

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タイトル別名
  • Cultivation conditions for stable production of a leaf bunching onion (Allium fistulosum L.) cultivar with dark green leaves in summer
  • コミドリショク ヨウ ネギ ヒンシュ オ カツヨウ シタ カキ ノ ショウネギ アンテイ セイサン ニ キヨ スル サイバイ ホウホウ

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抄録

高温期に高品質で高収量の小ネギを生産するために、濃緑色の葉ネギ品種を供試することを前提に、施肥量の削減と積極灌水の時期を決定し栽培モデルを構築した。施肥量の投入総窒素量は従来の半量の1.0kg/aとする。灌水は播種直後、本葉2葉(pF1.6-1.8)そして4葉(pF1.8-2.0)が伸長する時期に積極的に実施する。そして少なくとも収穫の5日前までに灌水を停止する。これによって、猛暑となる高温期でも播種後60~70日で草丈50cm程度の高品質な小ネギを生産できる。なお、糖処理による小ネギの生育や倒伏に対する影響は本試験では明らかとならなかったが、植物体内の硝酸濃度を低減させることが明らかとなった。

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