Catches and ecology of gazami crab (Portunus trituberculatus) in Sendai bay

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  • 仙台湾におけるガザミの漁獲と生態について
  • センダイワン ニ オケル ガザミ ノ ギョカク ト セイタイ ニ ツイテ

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Abstract

仙台湾ガザミの増加に伴う資源動向把握調査事業により標本船調査・幼ガニ調査・精密測定等を行い,仙台湾域におけるガザミの生態について知見を得た。1) 季節及び漁獲の場所により雌雄割合やメスの抱卵率が異なる傾向が確認された。抱卵のピークは7月頃であり,抱卵メスは非抱卵とは異なる海域に移動する傾向が推察された。また松島湾では8月,仙台湾では9月~10月に交尾が行われ,ガザミの密度が高くなると考えられた。交尾後はオスから先に分散すると推察された。2) 石巻湾浅海域では8月~11月にかけて幼ガニの分布が継続的に確認され,幼ガニが浅海で成長する可能性が示された。また確認された幼ガニの大きさは様々であり,大きさにより分布水深を変える傾向については確認されなかった。

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