広域連携によるニホンザル管理の効率化 : 大丹波地域サル対策広域協議会の取り組み

書誌事項

タイトル別名
  • Regional cooperation improves management of Japanese macaques : Initiatives of the daitamba regional council for macaque management

抄録

・篠山地域個体群は兵庫県・京都府をまたいで生息しているため、これまで各府県の管理計画のもとに個体数調整や被害対策が推進されてきた。そのため施策の目標や実績が十分に共有されてこなかった。・2017年に大丹波地域サル対策広域協議会が設立されて以降、行政担当者間の連絡会議を定期開催することで、個体数管理の目標や実績、課題についての共有化が図られた。・丹波篠山市が実施していた各群れの位置情報の提供体制を広域に拡大し、ICTを活用して様々なユーザーニーズに対応した仕様に変更した。・管内でサル対策の研修会を各地域や集落単位で開催し、住民による主体的な対策を推進するため必要な技術や知識の普及が図られた。・行政担当者向け研修会を実施することで、担当者が効率的な捕獲手法や住民主体の対策支援方法などについての知識・技術が習得し、各市町で独自の対策を進めつつある。

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