収穫後の近赤外光照射がユズの品質に及ぼす影響

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  • Effects of postharvest near-infrared light exposure on yuzu quality
  • シュウカク ゴ ノ キン セキガイコウ ショウシャ ガ ユズ ノ ヒンシツ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

収穫後のユズ果実において,850nmの近赤外光を光強度約300Wm-2で約1秒間もしくは約100Wm-2で約10秒間照射し,その後の市場病害の発生や機能性成分等の変化について調査した。近赤外光照射による緑かび病などの市場病害の発生抑制は判然としなかったが,13日後の分生子形成面積指数が無照射では10に対して,照射では4.3と低かった。しかし,緑かび病菌を接種したユズでは,水浸状や分生子の病斑発生を抑制する効果は判然としなかった。一方,照射の8日および14日後の果皮DPPHラジカル消去活性およびビタミンC含量,果汁のビタミンC含量およびBrix,滴定酸含量は,いずれの項目においても照射による影響は見られなかった。

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