料理中の料理動画再生制御に向けた料理工程推定手法の評価
説明
新型コロナウイルスの流行による外出制限を受けて料理動画の需要が高まっているが,料理中に動画を視聴する際,動画再生端末を操作する必要がある.そこで本研究ではユーザの料理工程に合わせて料理動画をループ再生する手法を提案する.ユーザが行っている料理工程を動画内でループ再生することで動画再生端末を操作することなく料理動画を視聴することが可能となる.本稿では,この実現に向けた第一歩として料理音から料理工程を認識する手法について述べる.ユーザの料理音を取得し,既存の料理音データセットで作成した機械学習モデルに入力することで料理工程を認識する.実環境ではテレビの音や BGM が混ざる可能性があるためバックグラウンドノイズの影響について検討した結果も報告する.一般家庭で録音した料理音データを kitchen20 データセットで作成した分類モデルで初期的評価を行った結果,3 種類の料理工程を正解率 0.84 で分類できることを確認した.また料理工程が頻繁に変わらないことを考慮して平滑化処理を行った結果も示す.
収録刊行物
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- マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2022論文集
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マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2022論文集 2022 400-405, 2022-07-06
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050293246444014080
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00219520/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB