ベンジャミンと未来 : 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』から『トイ・ストーリー』への思想的転換

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  • Benjamin and the Future: Ideological Shifts from Back to the Future to Toy Story

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本稿の目的は、第一に、ベンジャミン・フランクリンをキーワードに、1985 年公開の映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を再考することである。アメリカン・ドリームや歴史改変といった論点に注目し、このSF 映画の魅力と怖さが、たんにこの一作の問題ではなく、アメリカ文化史の問題であることを示す。第二の目的は、本作とその続編からなる『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズを、1995 年に開始した『トイ・ストーリー』シリーズに接続することである。フロンティアやディズニーとの関係等、従来見過ごされてきた共通点を整理すると同時に、両シリーズがその思想面で対照をなすことを浮き彫りにする。

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