通信設定がWi-Fi CSIに与える影響の調査

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近年,低コストでプライバシの懸念が少ない行動認識手法として,Wi-Fi CSI(チャネル状態情報)を用いた研究が盛んに行われている.CSI は送信信号の振幅や位相がどのように変化して受信機に到達するかを表しており,これを利用して人の位置推定や行動認識が可能である.一方,Wi-Fi の送信ストリーム数やデータレートなどの通信設定は通信環境に応じて自律的に変更されるため,取得される CSI に影響を及ぼす可能性がある.そこで本研究では,CSI を利用した手法の中でも Widar2.0 に着目し,アクセスポイント(AP)による通信設定の変更が CSI ならびに Widar2.0 における信号パラメータ推定に与える影響について調査を行った.実機実験の結果,送信ストリーム数が変化した場合には,伝搬経路が変化するため,CSI に大きな影響を与えることが分かった.

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