畳み込みニューラルネットワークを用いた色の恒常性の学習によるドレスの色の錯視の再現
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抄録
錯視とは視覚に関する錯覚のことである.錯視の原因は脳の補正や予測であると考えられており,ニューラルネットワークモデルに補正や予測を学習させることで錯視を起こすことが示されている.本研究では人によって「青色と黒色」と「白色と金色」の見え方があるドレスの色の錯視の再現を試みる.この錯視の原因の一つとして考えられている色の恒常性の獲得が再現につながると考え,RGB空間で乗算変換(RGB値を定数倍)した画像の復元を畳み込みニューラルネットワークモデルに学習させた.その結果,RGB空間の全ての軸に対して同じ乗算変換を行うと,「青色と黒色」,軸によって異なる乗算変換を行うと,「白色と金色」の見え方に近づくことを示した.
収録刊行物
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- 第84回全国大会講演論文集
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第84回全国大会講演論文集 2022 (1), 861-862, 2022-02-17
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050294020602430720
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- NII書誌ID
- AN00349328
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00221057/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB