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- ジンセイ ノ シュウエン オ イキル バ ノ センタク ニ オケル ガン コウレイ カンジャ ト カゾク ノ ゴウイ ニ ムケタ カンゴ ジッセン ノ コウゾウ
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研究目的は,人生の終焉を生きる場の選択におけるがん高齢患者と家族の合意に向けた看護実践の構造を明らかにすることである.退院支援にかかわる看護師5名を対象に半構造化面接を実施し,分析は質的統合法(KJ法)を用いた.分析の結果,看護師は,【患者・家族の思い:極わずかなズレという正体に気づく】ことを糸口に,【家族と関係性をつくる戦略:待つ姿勢と揺れる思いの理解】と【現実的選択に導く戦略:余命理解の促進と繰り返す話し合い】と【患者・家族をつなげる戦略:患者・家族の代弁と生き様の共有】を実践していた.同時に,看護師は合意の助けとなるよう【先を読んだ体制づくり:サービス導入の基盤づくりと自宅体験】と【強力なサポート体制づくり:家族が背負う負担の軽減】を行っていた.こうしたかかわりのなかで看護師は,【支援の方向性への道標:患者・家族の変化の察知】により,このまま進めてよいのだと判断していた.病状の変化とともに揺れ動く患者・家族の思い等から極わずかなズレに気づくことの重要性が示唆された.
Journal
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- Journal of Japanese Society of Human Caring Research
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Journal of Japanese Society of Human Caring Research 13 (1), 9-20, 2022-12-15
ヒューマンケア研究学会