経営管理論の課題と体系

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  • ケイエイ カンリロン ノ カダイ ト タイケイ

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抄録

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経営管理論は,複雑な協業・分業にもとづく組織的な活動として営まれる企業や事業体の経営活動を目的合理的に計画し,組織し,指揮し,統制する経営者の実践的機能たる経営管理の問題を扱う,経営学の中心的な理論である(1)。このことは経営学が,企業ないし事業体が大規模化し,それらの活動内容が複雑化していくなかで,経営者の個人的な才能や経験だけでなく,科学的な知識や技術が経営活動の管理に必要不可欠になったことから生れた学問であること,そして,経営者や管理者の実践的な活動と密接な関連をもつものとして発展をとげてきていること,を意味している。しかし,そのことは,経営管理論の内容が,経営管理に関する実用主義的的な技術論・方策論にとどまることを,意味するものではない。

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