書誌事項
- タイトル別名
-
- ソウオン ノ ガイネン
この論文をさがす
説明
私の身のまわりにあるものはすべて、私が眠っているときにも目覚めているときにも、私の五感にたえず刺戟を与えている。そして、私の内部には、刺戟に対応する感覚が産み出されて行く。感覚器官が受け止めるこれらの刺戟は、生存にとり不可欠のものである。なぜなら、行動のための空間を構成することが可能になるためには、外部の世界に由来する刺戟を受け止め、これを記号として解釈することが必要だからである。視覚、触覚、味覚、嗅覚、聴覚、これらは全体として、私の周囲に位置を占め環境を構成する要素の一つひとつの持つ意味を教えるものであり、そのかぎりにおいて、価値を与えられるべきものであることになる。しかしながら、これら五種類の感覚が生活において実際に与えられている意味は、必ずしも同じではない。
収録刊行物
-
- 明治大学教養論集
-
明治大学教養論集 447 (1)-(26), 2009-03-31
明治大学教養論集刊行会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050294584547192576
-
- NII論文ID
- 120001941196
-
- NII書誌ID
- AN00238633
-
- ISSN
- 03896005
-
- HANDLE
- 10291/7143
-
- NDL書誌ID
- 10262803
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles