書誌事項
- タイトル別名
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- Magnonic Wiedemann-Franz law
- マグノン Wiedemann-Franzソク
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説明
マグノンを舞台とし、Bose粒子が満たす熱磁気法則「マグノンWiedemann-Franz (WF)則」を解説する。19世紀半ばあたりまで、熱を微小な粒子のようなものととらえる「熱素説」が信じられていた。1853年(嘉永6年)、黒船にのったペリーが浦賀に来航した年に、欧州ではWiedemannとFranzが、現在ではWF則として知られる普遍的熱電法則の礎となる、実験結果を報告した。このWF則は元来、Fermi統計に従う電子の物語である。それでは、Fermi粒子ではなく、Bose粒子の場合、対応する輸送法則は存在するのか。特にBose粒子版のWF則はどのように定式化され、どのような温度依存性を示すのか。この素朴で基礎的な問いについて、一つの知見を与え、総括する。
収録刊行物
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- 固体物理
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固体物理 56 (8), 429-439, 2021-08
東京 : アグネ技術センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050294872217032320
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- NII論文ID
- 40022676310
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- NII書誌ID
- AN00092629
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- NDL書誌ID
- 031661296
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- ISSN
- 04544544
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
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