「教職概論」における受講生の『ICT活用能力』の向上 : Google Jamboardの活用による効果的な対面授業の在り方

書誌事項

タイトル別名
  • Improvement of "ICT Utilization Ability" of Students in "Introduction to Teaching Professions" : Effective Face-To-Face Classes by Utilizing Google Jamboard
  • 「 キョウショク ガイロン 」 ニ オケル ジュコウセイ ノ 『 ICT カツヨウ ノウリョク 』 ノ コウジョウ : Google Jamboard ノ カツヨウ ニ ヨル コウカテキ ナ タイメン ジュギョウ ノ アリカタ

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抄録

研究ノート

本研究は、「教職概論」における受講生の『ICT活用能力』の向上を図ろうとするものである。「教職概論」は、令和2 ・3 年度、コロナ禍により、Google Classroomを用いたオンライン授業として実施した。令和4 年度、教職課程科目については、原則として対面授業として実施することとなった。しかし、コロナ禍の感染拡大は、第6 波・第7 波と一向に収まる状況にはなかった。そこで、感染防止策に十分配慮しながら、対面授業として協議等の意見交換を行うため、Google Jamboard を活用した予習課題に取り組ませた。このことにより、毎時間の冒頭に予習課題の確認と協議の時間を設け、自らの考えを示し、ルームごとに話し合わせた。履修者は、参加者全員の様々な考え方に触れ、互いに意見を交わすことにより、視点の幅を拡げ、主体的に取り組むことができた。このことは、授業時の発言のみならず、事前・事後のアンケート調査結果及び自由記述の内容からも確認することができた。特に、教職課程履修者の生徒の視点から指導者への視点への転換は十分に図られたものと考える。さらなる課題としては、この『ICT活用能力』を自らの指導技術へと発展させていくことである。

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