救急医療情報システムにおけるタブレット型情報通信端末の有用性についての検証

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タイトル別名
  • キュウキュウ イリョウ ジョウホウ システム ニ オケル タブレットガタ ジョウホウ ツウシン タンマツ ノ ユウヨウセイ ニ ツイテ ノ ケンショウ
  • Validation of the usefulness of a tablet-type information communication terminal in emergency medical information system

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抄録

[目的] 本研究の目的は、さいたま市におけるタブレット端末の導入により、平成26年と平成25年を比較して救急隊員による病院への受け入れ問い合わせ回数 (以下「病院照会回数」と略す) と119番の覚知から病院収容までの時間 (以下「救急活動時間」と略す) 等が改善されたか否かを検証することである。 [方法] 平成26年4月から10月までの病院照会回数、救急活動時間のうち、覚知から現場到着までの時間、現場到着から現場出発までの時間、病院到着から病院引き揚げまでの時間等につき、平成25年の同期間と比較検討した。統計検定はt検定を用いた。p<0.05を有意とした。必用に応じ、新型コロナ禍における事例を検討する。 [結果] タブレット端末の導入により、病院照会回数4回以上の減少率は7月から10月で31.4%となり、10月が38.6%で最高となった。一方、救急活動時間は減少傾向を示さなかった。 [結論] タブレット端末の導入は、病院照会回数を減らす効果があった。しかし、タブレット端末の導入でも、救急活動時間については、ほとんど改善が見られなかった。今後、新型コロナ禍における救急医療情報システムのさらなる改良が必要と考えられる。

source:https://www.kokushikan.ac.jp/research/DPEMS/publication/pdf/journal_08.pdf

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