繭倉庫の建築構造の変遷―グンゼ株式会社旧鴻巣工場を事例として―

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  • Transition in the Architectural Structure of Cocoon Warehouses : The case of the old Konosu Factory of GUNZE Co. Ltd.

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抄録

大正後期操業の鴻巣工場は窓面積の多い多層式繭倉庫を設置していたが、戦後は西日本を中心に展開する郡是製糸の工場となった。郡是は多層式繭倉庫の階段の周囲を壁で囲い、2 階から下の窓は撤去し小さな窓に変更した。内部の床と壁は亜鉛鍍鉄板で覆うなど徹底的な防湿をめざして改造した。一方で景観に配慮し、外観を復元した繭倉庫もあった。昭和 40 年頃建設の繭倉庫は、法律に基づいており、窓は極端に小さく、内部は床・壁・天井を亜鉛鍍鉄板で覆う等、密閉化が図られた。

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