巨大地震と花崗岩山地の地形変化 : 1995.1 阪神大地震から20年後の六甲山地

書誌事項

タイトル別名
  • キョダイジシン ト ハナオカ イワヤマチ ノ チケイ ヘンカ : 1995.1 ハンシン ダイジシン カラ 20ネンゴ ノ ロッコウ サンチ
  • A Strong Earthquake and the Changes It Caused in Granitic Landscape : Mt. Rokko Twenty Years After the Great Hanshin-Awaji Earthquake

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抄録

Departmental Bulletin Paper

1995年1月17日午前5時46分、淡路島北端部の地下14kmを震源として、マグニチュード7.2の大地震が発生した。このため淡路島から六甲山地の南麓を結ぶ延長約40kmにわたって震度7の激震に見舞われ、犠牲者だけでも6,500人を超すというすさまじい状況となった。六甲山地周辺の地形・地質は、筆者が研究のライフワークとしてきた地域であったため、ただちに調査に入り山地から山麓にかけての被災状況をできるだけ詳細に観察・観測し記録を報告した。さらに、その後の経年変化をチェックし10年目に報告したが、早20年目を迎えた。本論では、現在までの被災地の回復状況を、ほぼ完全に回復した地(域)と未だに被災当時に近い状態のまま残っている地(域)とがわかってきたので、事例を示しながら相違やその要因を中心に考察し報告する。

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