史料読解力をどう育成するか

書誌事項

タイトル別名
  • How to Cultivate Reading Comprehension of Historical Materials
  • シリョウ ドッカイリョク オ ドウ イクセイ スル カ

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説明

歴史総合の授業では生徒が問いを立て、その問いを探究することが求められる。ところで、その問いを探究するためには関連する史・資料を分析することが必要となろう。また史・資料を分析する力を身につけることは現代社会の様々な情報を分析する際にも有用であると考えられる。このようなことから今後の歴史教育では史・資料を扱うことが重視されるだろう。そしてそのために教職課程の学生にも史料批判や史料を分析する力が必要とされることになる。ではそのような力を現行の教職課程のカリキュラムの中でどのように育成していくのか。本稿はそのために実践した授業の実践報告である。 具体的には長徳の変を題材に一次史料と二次史料を掲げ、史料批判の初歩について扱い、また藤原純友の乱に関する矛盾する史料を題材に史料読解がどのようなものか具体的に見た。さらに絵画史料の読み取りも行い、史料批判、史料読解について総合的に考えた。

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