2019年の十勝地方における薬剤耐性テンサイ褐斑病菌の分布

書誌事項

タイトル別名
  • Distribution of fungicide resistant isolates of Cercospora beticola in Tokachi area in 2019

説明

2019年に十勝地方のテンサイ圃場24ヶ所からテンサイ褐斑病菌198菌株を分離し,フェンブコナゾール剤およびカスガマイシン剤に対する感受性を調査した。その結果,フェンブコナゾール剤耐性菌は全ての調査圃場に分布し,耐性菌株率は76%であった。2014-2015年に分離した菌株の耐性菌株率8%と比較して高かった。また,十勝地方全体のカスガマイシン剤耐性菌株率は76%で,2014-15年の耐性菌株率57%と比較して高かった。しかし,2年間本剤を使用中止した一部地域では,本剤耐性菌株率が20~33%と他地域より低く,使用中止により感受性が回復する可能性が示された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ