ビワ果実の加工を目的とした長期貯蔵時の温度と形態
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of temperature and packing on long-term storage of loquat fruit for processing
- ビワ カジツ ノ カコウ オ モクテキ ト シタ チョウキ チョゾウジ ノ オンド ト ケイタイ
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説明
加工向けビワ果実の長期貯蔵技術を開発するために,貯蔵温度や貯蔵資材が果実形質に及ぼす影響を調査した。その結果,以下のことが明らかとなった。1) 60日間の果実の鮮度保持には7℃よりも1℃が適する。2) ビワ「なつたより」果実は発泡スチロール容器に入れ,5℃で予冷した後0℃で貯蔵することで60日後の減量率や果皮障害を抑えることができたとともに食味を維持できた。3) ビワ「なつたより」および「茂木」は,現地で導入されている高性能冷温低湿貯蔵庫で保湿性透明シートあるいは発泡スチロールで梱包して0℃で貯蔵することで60日~90日後も加工向け果実として鮮度保持が可能であった。
収録刊行物
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- 長崎県農林技術開発センター研究報告
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長崎県農林技術開発センター研究報告 (12), 85-96, 2022-03
諫早 : 長崎県農林技術開発センター