レンコン新品種‘阿波白秀’の育成とその特性

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タイトル別名
  • Breeding and characteristics of a new lotus cultivar ‘Awahakusyu’
  • レンコン シン ヒンシュ'アワ ハク シュウ'ノ イクセイ ト ソノ トクセイ

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抄録

本県の主力品種‘備中’の形状に近い早生性品種‘阿波白秀’を育成した。種子親‘オオジロ’に花粉親‘ロータス’を交配して交雑種子を得た。特性調査と現地適応性試験を経て2015年に品種登録出願を行い,2017年に品種登録された。徳島県のオリジナル品種として,生産地は徳島県に限定されている。‘阿波白秀’は,収穫時期が9月上旬で徳島県の主力品種である‘備中’より1ヶ月程度早い。生育の特性は,‘備中’よりも(1)葉柄長が短い,(2)花弁の色は白色で先端が赤く‘備中’の桃色と異なる,(3)萌芽は早い,(4)開花は早い,(5)根茎肥大の早晩は早いであった。レンコンの形状は‘備中’よりも(6)レンコンの肩張りは強い,(7)レンコンは太い,(8)レンコンの長さは短いであった。

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