幼稚園から小学校生活への接続の実態に関する 保護者調査からの検討

機関リポジトリ HANDLE Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • ヨウチエン カラ ショウガッコウ セイカツ エ ノ セツゾク ノ ジッタイ ニ カンスル ホゴシャ チョウサ カラ ノ ケントウ
  • A Study on the Connection between Kindergarten and Elementary School Life through a Survey of Parents in a Kindergarten

この論文をさがす

抄録

本研究では,幼稚園から小学校生活への接続(移行)の実態について,北部九州の教員養成大学附属幼稚園1園の2015 ~ 2018 年度卒園生56 名(大部分の卒園生は居住地域の公立小学校に入学)の保護者55 名を対象とし,各々小学校1年1月の時期の質問紙調査を通して検討した。小学校生活の円滑な開始について,①学習面,②生活面,③人とのかかわり・社会性の面から選択及び記述回答を求めた。学習面では幼小の円滑な接続がうかがえ,園の「自ら考えて遊んだり製作したりしたこと」が有用であったという記述回答もみられた。生活面では「給食」が課題として挙げられたが,園の食育指導の成果もうかがえた。人とのかかわり・社会性においては言葉による伝え合いを始め,園の取組の成果もうかがえた。「友達づくり」「大規模校への就学」では小学校への引継ぎを始め個に応じて配慮を要する。今後も幼小接続の在り方について,発達に課題のうかがえる子どもに対する教育的支援も含めて検討していく必要がある。

収録刊行物

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ