地域医療教育におけるオンライン実習の医学科学生への学習効果-オンサイトとオンライン実習との比較-

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  • チイキ イリョウ キョウイク ニ オケル オンライン ジッシュウ ノ イガクカ ガクセイ エ ノ ガクシュウ コウカ : オンサイト ト オンライン ジッシュウ ト ノ ヒカク

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抄録

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三重大学医学部医学科では,第1-2 学年学生を対象にした地域基盤型保健医療教育実習を三重県下の29 市町で実施している.しかし,2020 年度は新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の流行により,実習はオンラインでの実施になった.本研究では,2019 年度にオンサイト,2020 年度にオンラインでの実習に参加した第1 学年学生を対象に学習効果の評価目的で実習前後に実施している質問紙調査の結果を用いて,実習年度×実習前後の2 要因混合計画の分散分析を行った.2019 年度 105 名と2020 年度 82 名の回答を分析した結果,オンラインによる実習では,知識の獲得に関してガイダンス,講義により一定の学習効果があると思われるが,実践的,対人的な技能の修得に関しては学習効果が低いと考えられた.また,地域に貢献するという意識や態度の教育については,オンサイト,オンラインいずれも効果は高くなく今後の検討課題である.

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