統合的・発展的に考察する力を養うことを意図した問題づくりに関する授業実践 ─「カレンダーの問題」を原題として ─

書誌事項

タイトル別名
  • Lesson Practice Related to Problem-Posing Intended to Cultivate the Ability to Think an Integrated and Developmental Manner 〜With the Original Problem as “the Problem of the Calendar” 〜

抄録

本研究の目的は,原題にある条件を置き換えることで規則性を発見し,それらを分類・整理する活動をすれば,統合的・発展的に考察する力を養うことができることを明らかにすることである。このために,「カレンダーの問題」を原題として授業を構想,実践し,授業中の生徒の活動や振り返りシートから分析した。 この結果,問題づくりによって,規則性の発見がなされ,他者の作った複数の問題の発表とその解決から,それらを分類・整理する必要性が生じた。奇数個のとき,(全ての数の和)÷(数の個数)=(真ん中の数)と捉えていた生徒が,偶数個のときを含めた考察により,平均と同じであるという見方に変わり,「集合による統合」がなされ,統合的・発展的に考察する力を養うことができた。

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