院政期の仏教史叙述における仏典利用 : 『仏法伝来次第』を中心として

書誌事項

タイトル別名
  • インセイキ ノ ブッキョウシ ジョジュツ ニ オケル ブッテン リヨウ : 『 ブッポウ デンライ シダイ 』 オ チュウシン ト シテ
  • The Use of Buddhist Scriptures in Writing Buddhist History during the Insei Period : Focusing on the “Buppo Denrai Shidai”

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抄録

院政期の寺院では仏教の歴史を記した書物、いわゆる仏教史書が作成されていた。その一つに、天竺(インド)・震旦(中国)・本朝(日本)という三国にわたる仏教の歴史を記した『仏法伝来次第』という書物がある。興福寺周辺で成立したと考えられるのであるが、その天竺部では、仏典類を利用して歴史が記されている。本稿では、どのような種類の歴史書で、どのような仏典が利用されているのか、その様相を詳細に検討する。具体的には、『舎利弗問経』や『大唐西域記』と『仏法伝来次第』の本文の比較検討を行う。

仏教史書

三国観

『仏法伝来次第』

『舎利弗問経』

『大唐西域記』

identifier:BR010700011479

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