近代浄土宗の社会事業と演劇 : 『浄土教報』掲載記事を中心に

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  • キンダイ ジョウドシュウ ノ シャカイ ジギョウ ト エンゲキ : 『 ジョウドキョウホウ 』 ケイサイ キジ オ チュウシン ニ
  • Social Work and Theater of Modern Jodo Buddhism

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抄録

近年の近代演劇研究における潮流のひとつに、演劇雑誌類の考察があげられる。『演芸画報』や『幕間』など、専門雑誌類の編集方針・傾向、主宰者・編集者、掲載の芸談・芸論などが考察され、これまでにない知見の発見が相次いでいる。では、宗門系の雑誌類からは、どのような演劇関係記事を抽出することができるのであろうか。 本稿は近代浄土宗の公論的機関紙である『浄土教報』などに掲載された演劇関係記事を中心に、近代浄土宗と演劇・演芸との相関関係を考察することを目的とする。その際、慈善事業と演劇関係記事を取り上げ検討してみたい。というのも、近代浄土宗は戦前の一時期、「社会事業宗」と称されるほど、社会事業に力を入れ、社会に貢献した宗派であった。そのため、さまざまな慈善事業・救済事業、社会事業を展開するが、そういった事業実施の際、演劇・演芸が「慈善公演」というかたちで実施されることが多かったからである。

浄土宗

社会事業

慈善公演

歌舞伎

『浄土教報』

identifier:RO001300011549

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