商店街におけるSDGsの戦略統合に向けた展望

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タイトル別名
  • ショウテンガイ ニオケル SDGs ノ センリャク トウゴウ ニ ムケタ テンボウ
  • Prospects for Strategic Integration of SDGs in Shopping Districts

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説明

商店街の活動は,国連でSDGsが制定されるよりずっと以前から,経済・社会・環境に跨る17の目標に取り組んできていると評価する向きもある。しかし,企業がSDGsの推進に向けた行動基準『SDG Compass』を参照すると,その活動の本質は必ずしも一致しているわけではない。本稿では,SDGsの基本認識を整理し,企業での行動指針を考量したうえで,内閣府の「SDGs未来都市」に選定されている自治体を区域とする6商店街の事例研究を通じ,商店街がSDGsに取り組むことの意義と戦略統合に向けた今後の展望を描く。SDGsは未来のカタチであり,SDGsの対応が組織の価値を決めると言われている。活動の実態と課題を外部目線で評価し,課題に対してどのような取り組みが必要なのか,外部環境の変化も見据えて資源を内部化するための対策を戦略的統合度(ばらばらな事業イメージではなく,ステークホルダーと理念を共有できる一体的な戦略観)が高まる方向で展開する必要がある。

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