院外心停止に対する体外循環式心肺蘇生法(ECPR)の症例集積研究
書誌事項
- タイトル別名
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- Case study of extracorporeal cardiopulmonary resuscitation (ECPR) for out-ofhospital cardiac arrest
- イン ガイシン テイシ ニ タイスル タイガイ ジュンカンシキ シンハイ ソセイホウ(ECPR)ノ ショウレイ シュウセキ ケンキュウ
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説明
抄録<br> 目的:体外式膜型人工肺を用いて行う心肺蘇生( Extracorporeal cardiopulmonary resuscitation; ECPR )の適応基準は確立されていない.本研究の目的は,弘前大学医学部附属病院高度救命救急センター( 以下,当センター )の院外心停止症例に対するECPRの適応を検討するため,その実態を記述することである.<br> 対象と方法:2015年1月から2021年9月までに当センターでECPR を実施した院外心停止例を対象とした.診療録から患者の属性,時間経過,原因疾患,予後に関わる情報を抽出した.<br> 結果:対象23例のうち,22例( 96% )に発症時の目撃があり,18例( 78% )にbystander CPRがあり,17例( 74% )例が電気ショック適応波形の初期心電図だった.Low flow time は71 [62-87]分だった. 来院28日後のCerebral performance categoryは1または2が3例( 13% )で,退院時の生存例は9例( 39% )だった.<br> 結語:当センターでは主に心停止の目撃とバイスタンダーCPR があり,初期心電図が電気ショック適応波形である症例にECPR が実施されていた.low flow time をさらに短縮する必要がある.
収録刊行物
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- 弘前医学
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弘前医学 73 (1-4), 48-53, 2023-03-22
弘前大学大学院医学研究科・弘前医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390584565600489216
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- NII書誌ID
- AN00211444
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- ISSN
- 24344656
- 04391721
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- HANDLE
- 10129/00008200
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- NDL書誌ID
- 032874529
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可