聴覚障害のある子どもの教育の充実に向けたAI音声認識文字変換システムの導入効果に関する研究Ⅱ

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  • Research on the First Effect of AI Speech Recognition Character Conversion System for Enhancing Education for Children with Hearing Impairments II-From an Awareness Survey of Parents at School for The Deaf-

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抄録

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近年急速な情報化の進展により、聴覚障害のある子どもが学ぶ聴覚特別支援学校(以下、聾学校)においても、一人一台のタブレット端末が導入され、教育に活用される時代が到来している。平成29年4月に告示された特別支援学校幼稚部教育要領、小学部・中学部学習指導要領にも「視覚的に情報を獲得しやすい教材・教具やその活用方法等を工夫するとともに、コンピュータ等の情報機器などを有効に活用し、指導の効果を高める」ことが求められている。このような社会情勢を背景に、翻訳機として、また聴覚障害者への情報保障手段としてすでに社会で活用されている音声認識文字変換システムが、令和2年(2020年)度にX県の2校の聾学校へ導入されたのを皮切りに、令和3年(2021年)度には3校の聾学校にも導入された。大塚・安田(2021)は3校の聾学校教員への意識調査から、言語指導にAI音声認識文字変換システムを活用することによって得られる効果や課題を考察した。本研究は、X県5校の聾学校保護者への意識調査を通して、AI音声認識文字変換システムの活用における保護者のニーズを明らかにし、聴覚障害児の言語指導において、日本語獲得のための効果的なシステムの構築と活用方法について検証することを研究目的とする。

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