NICUにおける痛みのケア : 看護師の親のケア参加に対する認識と教育ニーズ <研究報告>

機関リポジトリ Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Pain care in the NICU: Nurses' perceptions of parents' involvement and their education needs
  • NICUにおける痛みのケア : 看護師の親のケア参加に対する認識と教育ニーズ
  • NICU ニ オケル イタミ ノ ケア : カンゴシ ノ オヤ ノ ケア サンカ ニ タイスル ニンシキ ト キョウイク ニーズ

この論文をさがす

抄録

【目的】 NICUにおける痛みのケアを向上させるには臨床で活用できる教育プログラムが必要である.そこで,NICUに従事する看護師の親の痛みのケアへの参加に関する認識および教育ニーズを調査し,痛みのケアの実際的教育プログラムの枠組みを考案することを目的とした. 【方法】 日本新生児看護学会員(会員歴3年以上の205名)を対象者とした無記名式構成型質問紙調査を郵送法によって実施した.調査内容は,回答者の背景,回答者が属する施設における痛みのケアの実施状況,親の痛みのケアへの参加に関する認識痛みのケアに関する教育ニーズとした.データは,記述的に分析した. 【結果】 107名の有効回答を得た.回答者の73%は,新生児の痛みのケアに関する研修会に参加したことがあり,回答者の76%の施設では家族中心のケア理念に基づくことが方針とされていた.大部分の回答者は親のケア参加を肯定し,教育ニーズについては,知識の習得に加え,自分自身や他者(スタッフや親)のために知識を活用できるようになることが求められていた. 【結論】 調査結果より,知識の活用を促す討論・討議・演習型の教育プログラムが望ましく,総時間の62%を占める枠組みの教育プログラムを考案した.

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ