能動的・受動的SNS疲れと無気力感の関連について : SNS利用時間に着目して

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タイトル別名
  • ノウドウテキ ・ ジュドウテキ SNS ツカレ ト ムキリョクカン ノ カンレン ニ ツイテ : SNS リヨウ ジカン ニ チャクモク シテ
  • The Relationship Between the Proactive and Passive SNS Fatigue and the Features of Apathy : Focusing on SNS Usage Time

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抄録

近年スマートフォンの普及に伴いソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の利用者が急激に増加し,その利便性の一方で,利用者のSNS疲れ(SNS fatigue)が指摘されている。本研究ではSNS利用の精神的健康に対する否定的影響についての基礎的資料を提供することを目的とし,女子学生193名(平均年齢19.6 ± 1.19 歳)を対象に,SNS疲れと無気力感の関連について検討した。その結果,SNS利用時間の長短により影響性に差異が認められ,利用時間が長い群ほどSNS疲れと無気力感の関連が強くなることが示された。中群では受動的SNS疲れの「劣等感」が,高群では受動的SNS疲れの「劣等感」「義務感」が無気力感の規定要因となることが明らかになり,低群においてもSNS疲れが生じる可能性が示された。

identifier:http://repo.kyoto-wu.ac.jp/dspace/handle/11173/3697

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