リズム表現遊びの場面理解 : 保育者養成における観察記録の考察

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タイトル別名
  • A Study on the Observational Perspective of Pre-service Teachers on Childcare Scenes

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抄録

本研究では、保育学生による保育場面動画の観察記録から視点の現状を把握し、保育学生の場面理解を促すための手立てを検討することを目的とした。調査の結果、動画視聴1回目(教示なし)の観察視点は「子ども理解」と「援助理解」の2つに大別され、外面的理解の傾向が強いことが確認できた。2回目(教示あり)は「保育者と子どもの繋がり」に着目した結果、その観察視点は保育者の「接面に向かう身体的行為」に絞られ、視点カテゴリーとして「共振(共鳴)」「発信(共振)」「応答(誘導)」などが精選された。これらは、受講生自身の身体を通して両者の繋がりを感じ取ろうとする能動的な観察視点であると捉えられた。そのためこれらの視点に基づく質問紙を活用することにより、受講生の場面理解を深化させるための手立てが示された。

identifier:http://repo.kyoto-wu.ac.jp/dspace/handle/11173/3689

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