1-4-3. 奄美大島における照葉樹林の種組成と伐採履歴および微地形との関係

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  • Relationships between clear cutting history and/or microtopography and species composition in the laurel forest of Amami-Oshima Island
  • 1-4-3. アマミ オオシマ ニオケル ショウヨウ ジュリン ノ シュソセイ ト バッサイ リレキ オヨビ ビチケイ トノ カンケイ

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抄録

奄美大島の照葉樹林において、伐採履歴および微地形と種多様性との関係を把握することを目的として調査を行った。照葉樹林の種組成は尾根に近い上部斜面域と、深い谷に面した下部斜面域との間で共通性が見られるものの、明瞭に分布パターンが異なるいくつかの種群が認められた。特に、地生草本は下部斜面域に分布する種が多く、非伐採地を中心に絶滅危惧種を多く含む着生植物の生育地となっていた。琉球・奄美の固有種としては13種が出現した。固有種の種密度は、伐採歴、微地形による差はなく、伐採地の二次林でも複数種が生育していることが明らかになった。

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