CO2濃度のデジタル表示システムの開発

説明

現在、ユビキタス社会実現のため、あらゆるところにセンサやICチップなどが利用され始めている。LiveE!プロジェクト[1]では従来の百葉箱の代わりにセンサを設置し気象データを収集している。そこで、センサやICチップなど、それぞれが個別に持っている情報をネットワークから取得し、その情報を加工しデジタルサイネージで利用されるようになっている。デジタルサイネージとは、屋外や店頭、交通機関など、一般家庭以外の場所でディスプレイなどの電子的な表示装置を用いて情報を発信するメディアのことである。 デジタルサイネージは大型モニタの低価格化、光回線などの広帯域のブロードバンドネットワークの環境が整備されたこと、さらにディスプレイとネットワークの技術進歩により設置場所の自由度、ネットワークの信頼性、快適性が増しシステムの効率的な運用が可能になったため、様々な公共の場所に設置されている。例えば、高速バスの到着時刻の遅れが出た場合は、従来の職員がアナウンスで伝える内容をデジタルサイネージを時刻表として使用し、聞き間違いや聞き逃しを防ぐことができる。 本稿では、デジタルサイネージの一つとして開発した、電光掲示板を用いたリアルタイムにCO2濃度が表示できるシステムについて述べる。

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