健康の捉え方の変遷と高齢者の健康政策への一考察

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タイトル別名
  • Transition in the perception of health and a consideration of health policy for the elderly
  • ケンコウ ノ トラエカタ ノ ヘンセン ト コウレイシャ ノ ケンコウ セイサク エ ノ イチ コウサツ

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説明

健康の捉え方の変遷から人々の健康を保つためには疾病治療のための医学的介入に始まり,19 世紀以降は疾病予防のための公衆衛生的介入が重要となり,20 世紀後半以降は健康格差是正と健康向上のための社会・政策的介入が必要になったといえる。またWHO の健康憲章からも健康は個人の努力,国の責任,専門職の活動により達成できると捉えることができる。高齢者の健康政策としては,社会活動への参加を促すための行政的支援活動とともに高齢者自身が社会的役割を担い生活の満足感を感じる意識を持つことが重要である。特に高齢女性の自立した生活の維持が今後の課題の一つであると考える。

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