義民像の形成・展開に関する試論  ― 近世後期における佐倉惣五郎像 ―

書誌事項

タイトル別名
  • Historical discourse on the formation and development of the image of righteous martyrs.―The Image of Sakura Sogoro in the Late Modern Period.―
  • ギミンゾウ ノ ケイセイ ・ テンカイ ニ カンスル シロン : キンセイ コウキ ニ オケル サクラソウゴロウゾウ

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抄録

本稿では、千葉経済大学地域経済博物館令和四年度特別展「房総義民伝―義民はいかに語られ、人びとの力になったのか―」(会期:令和四年一一月一九日~令和五年二月四日)の作成にあたって収集・発掘した史料や個別事象をもとに、近世後期における義民像の形成・展開過程と社会的な影響について検討を行う。特別展「房総義民伝」の内容に即して、全国を代表する「義民」として知られる「佐倉惣五郎」を取り上げ、一八世紀半ば以降、伝承、書物・出版、祭祀・信仰、芸能といったさまざまな媒体によって義民・惣五郎像が形作られ、社会へ広まり、人びとの行動や意識に具体的な影響を与える過程を概観的に示すことを目的とする。

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