関孝和と建部賢弘の円周率の近似計算についての注意 : 関孝和314年祭に寄せて

機関リポジトリ (HANDLE) オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Some Remarks on the approximate calculation of Pi by SEKI Takakazu and TAKEBE Katahiro : on the occasion of the 314th anniversary of SEKI Takakazu (Study of the History of Mathematics 2022)

この論文をさがす

説明

数学,数学教育,数学史の教育・研究の活性化のために2022年に関孝和314年祭開催等を(建部賢弘が「綴術算経」の序文を書いてから300年の記念の年でもあり)提唱していた.今回は,関孝和と建部賢弘の円周率の近似計算に関するいくつかの注意を与えておく.鎌田俊清が円周率の近似計算において内接正多角形の周長とともに外接正多角形の周長も与えられていることに言及し,円周率の下界と上界を与えるよりよい方法を,関や建部は使っていることを主張する.この観点から, ある科学史家の日本の江戸時代の数学者についての観察を批判する.この逸話から数学教育についての教訓を得る:数学者はその成果をわかりやすく社会に伝えるべきであり、社会ではある程度の数学力を備えるべく数学教育が必要である。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050297272079686528
  • NII書誌ID
    AA12196120
  • HANDLE
    2433/284821
  • ISSN
    18816193
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB

問題の指摘

ページトップへ