戦前期日本におけるコメニウス言説再考 6

書誌事項

タイトル別名
  • センゼンキ ニホン ニ オケル コメニウス ゲンセツ サイコウ(6)
  • A Reconsideration of the Discourses of J.A. Comenius in Pre-War Japan (6)

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抄録

本論文は,戦前期日本におけるコメニウスに関する言説の包括的な調査の一環である。国民教育制度が確立された 19 世紀後半,近代教育の先駆者として,17 世紀チェコの思想家ヨハネス・コメニウスが日本に紹介された。その過程の調査は,日本における西洋教育の受容のより深い理解に資するものである。昨年リニューアルした国立国会図書館のデジタルコレクションにより,さまざまな文献における特定の単語の横断的な調査が可能になった。たとえば,1882 年に発行された『千葉教育会雑誌』に掲載されたコメニウスに関する記事は,日本で最初の教育事典の編纂に携わった木村一歩(1850-1901)によるものであることが明らかとなった。本稿では,これまでの研究の対象期間でフォローできなかったいくつかの事実について提示する。

コメニウス

西洋教育受容

教育思想史

戦前期日本

メタヒストリー

identifier:KK002300011665

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