観光地における通行量データの営業戦略への利活用とその評価

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筆者らは観光地におけるデータ利活用モデルの構築を目的に研究している。岐阜県高山市において,協定を結び産官学民で連携した研究を行なっており,特に地元の視点を重要視している。実際にAIカメラを設置し通行量データを収集しその利活用を行なった。地元飲食店において,収集した通行量データを基にした3つの営業戦略を提案,そのうち1つを実行し,平均7%,最大28%の売上の向上をもたらした。また,地元観光事業者が参加するワークショップを開催し,この事例を紹介しアンケートをとった。この結果,提案した通行量データに基づいた3つの施策が観光地において有効であることが分かった。

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