単語の類似度を利用した発話内容の客観的把握

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抄録

本研究の目的は、発話内容や話題の展開過程を客観的に把握することである。会話などの口頭による発話の場おいて、過去の発話内容を想起する場合、参加者の記憶や録音データ、その文字起こしテキストを利用することになる。だが、それらの手法を用いて過去と現在の発話内容の整理を人手で同時に行う場合、多大な時間や労力を費やす。本研究では発話における話題の形成、分割などの遷移過程を、発話に含まれる単語の集合の遷移として直観的に把握できる仕組みを提案し、その有効性を示す。GUI上に発話内の単語を表示し、単語間にその単語同士の類似度を用いて計算される引力を働かせることで、類似する単語の集合をリアルタイムで生成、遷移させる。

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