MPI profiling interfaceを利用したジョブスケジューラとの協調機構の提案

抄録

HPCで使われるジョブスケジューラSlurmは,GANG Scheduling機能を有している.その実装は,ジョブ内の全てのプロセスにSIGSTOP/SIGCONTを送ることで実現されており,頻繁なジョブの切替を想定していない.本稿では,MPIプログラムをターゲットとし,MPI profiling interfaceを利用してジョブの性質や途中状態をジョブスケジューラに通知する機構を提案する.この機構によりジョブ切替に伴うオーバヘッドを推定したり,ジョブ切替のタイミングを見極めたりすることが可能になるため,既存システムに比べてより細粒度なスケジューリングの実現を期待できる.

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