保育現場における行動分析による「気になる子ども」への支援

書誌事項

タイトル別名
  • Supports for a“Concerned Child”through Behavioral Analysis in a Nursery School
  • ホイク ゲンバ ニ オケル コウドウ ブンセキ ニ ヨル 「 キ ニ ナル コドモ 」 エ ノ シエン

この論文をさがす

抄録

本研究では、保育現場において「気になる子ども」への支援策について検討した。「気になる子ども」とは、保育中に友だちとトラブルを起こしたり、保育者に対して反抗的な行動をとったりすることが多く、保育者としてどのように対応すべきか困難を感じる子どもを言う。ここでは、一人の子どもの行動エピソードをいくつか取り上げて、約4ヶ月間にわたって観察・記録し、さらにその行動についてA-B-C分析を行った。行動分析結果をもとに、保育者の言葉かけを変えたり、保育室の環境構成を変えたりしていった。その結果、子どもの行動が穏やかなものになっていっただけでなく、周りの子どもたちの本児への見方も変わっていった。子どもの行動を変えることに影響をもたらした要因や支援策について検討を行った。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ