食品専門高校における弁当メニュー開発と道の駅での販売体験プログラムが生徒に与えた影響

書誌事項

タイトル別名
  • Influence of Bento Menu Development and Michi-no-Eki Sales Experience Program on the students at a Food Specialty High School
  • ショクヒン センモン コウコウ ニ オケル ベントウ メニュー カイハツ ト ミチ ノ エキ デ ノ ハンバイ タイケン プログラム ガ セイト ニ アタエタ エイキョウ

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抄録

本研究は、食品関連分野を専門的に学ぶ高校で行われている教育プログラムについて、キャリア教育としての学びの効果を検証することを目的とする。生徒へのアンケート調査を行い、テキストマイニングによる共起ネットワーク分析を行った。その結果、当該教育プログラムが地域連携によるキャリア教育として有効な手段の1つであると考えられた。生徒たちは、生産者や弁当業者や購入者と交流を深め、地元の農作物や物産に興味を持ち、自ら廃棄問題を学ぶといった態度変容を見せた。さらに、生徒たちは自主的に調べる力や問題意識を育てることで、将来の就業分野について理解を深めた。ただし、生徒が得た気づきが、その後の学習行動における主体性に結び付く過程については、詳細な分析が必要であり、引き続き検討する。また、対象者が少ない本稿において、共起ネットワークが適した分析方法とはいえず、今後の課題として取り組む。

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